昨日、とうとう薬が終わってしまったので眼科に行った。
そこは予約制の医院なのだが、急なお願いにもすぐ対処してくれて受診することに。
緑内障は薬価も高いし検査も多い。
昨日は目の断層撮影もした。
その結果を見た医師は、
「あーー、苦労が目に現れてますね」、と。
「貴女はすごくまじめで仕事も有能だと思います、貴女がいなかったら仕事も回らないんじゃないかしら?」
そんな医師の言葉にちょっと驚いた。
「はい、きっと私がいなかったら大変だと思います」
ついそう答えると、
「だと思うわ、だってそういう目だもの」
みんなに頼りにされて、必死に頑張らなくてはならなくて、いろいろ抱え込んでいるのね、と医師は言う。
そんな医師の言葉につい泣きそうになった。
ここは眼科なのに。
「リラックス、リラックス、少し放り出してみれば」
まるで占い師のような眼科医に励まされ、元気が出た。
こんな日もあるんだな、と。
そして今日。
いろいろ一段落したのでスーパー銭湯へ行ってみた。
初めて行くその銭湯で塩サウナへ入り、塩を足に刷り込んでいると、
「背中流してあげようか」と先に入っていた老齢の女性が話しかけてきた。
「いえいえ申し訳ないです」と言うと、
「大丈夫だよ、一人じゃなかなか届かないからね、ざっとだけど流してあげるよ」
そういうと私の後ろに回り込んで、背中に塩をすり込んでくれた。
ザッザッという音と背中に広がる手の感触。
ホント暖かくて気持ち良くて、何故か泣けてきた。
「大まかで悪いけどね」そう言いながら背中を撫でてくれる。
終わると「じゃあゆっくりしていってね」と出て行ったその方。
何だかしみじみ感激した。
自分の気持ちを察するかのような昨日今日の出来事。
そこでフッと頭をよぎったのは、亡くなった母のことだった。
母の姿や声は見えなくても聞こえなくても、いろいろな人に姿を変え、もしかしたら労ってくれたのかな、と。
そんな母の懐かしさを感じた瞬間だった。
時は流れ、回って行く。
先週はマナトの運動会で、今週はももりんの運動会。
みんなで応援に行った。
ニコちゃんは途中で飽きてしまったけど、大好きなももりんを見つけると大はしゃぎ。
昨日の夕方に新潟県は三条市に飛ばされたミキティーはほとんど寝ることもままならずのカメラマン(笑)
この保育園はマーチングバンドが有名で、今年の演目は「ドラゴンクエスト」。(それも私が大好きなドラクエ3)
保育園児とは思えない迫力の演奏で、誰も知ってる子がいないのにウルッとするほど感動してしまった。
統率していた先生も号泣。
いやー、来年のももりん、楽しみだ。
繰り返す、日々の営み。
母が私にしてくれたことを、私も子どもらへ。
こうして人生は回って行くんだな。