いよいよ最終総仕上げの2日目。
いろんなドラマが待っていた・・・。
寝たか寝ないか判らないうちに朝を向かえたメンバー&関係者。
7時起床で、ボーっとしたまま顔を洗い、布団をたたんで準備をし、朝食に公民館へ行く。
(その布団部屋にhasamaruさんとtake-cさんが寝たのは気の毒?!)
朝食もまた、ボランティアの実行委員会の方が作ってくださった。
男性は、2杯3杯当たり前でおかわり。
美味しい朝食だからいっぱい食べられるのだ。
練習は再び公園グラウンドの予定だったが、大雨のため体育館でステージの練習となった。
公民館と、併設の体育館。使わせていただけるのは、本当にありがたい。
西8丁目ステージと同じにするため、メジャーでキッチリと寸法を測り、テープでバミっていった。
ここでまた、パレード落選者のステージ参加者オーディション。
昨日必死で練習した何人かが上がってきた。
ステージに合わせて隊列を組み替え、構成も変化させていく。
龍太くんの指導の様子。
昨日は都合で来られなかったカラさんとあやさんも合流し、本来の今村組!という感じになってきた。
ステージでは構成が重要な要素。
少しでも位置取りが悪ければ、容赦なく今村先生の怒声が飛んだ。
NORI先生の指導も入り、ステージは見る間に良くなっていく。
各リーダーによる、鳴子の持ち方練習。こちらはかおりちゃん組。
今村組のステージはいつも見応えがあるが、特に今年のは圧巻だ。
詳しく書けもしないし、写真もお見せできないが、本当に凄いの一言。
曲も、今村先生の歌が入り、更に感動的になってる。
歌詞が、まさに今年の今村組を表現しており、聴くだけで涙が出そうだ。
歌詞と踊りと構成の三位一体は、ぜひ札幌で生で見ていただきたい、そう思っている。
昼食は、再び実行委員会の方が用意してくださったお弁当と手作りおにぎり。
晴れてきたので、みんなでピクニックのように屋外でいただいた。
先生、スタッフ、関係者が車座になって。
子供たちメンバーはこちら。天気がとても良くなった。
1時過ぎに衣装が届き、午後はそれを着けて本番さながらのパレード練習となる。
公園では雨上がりの不備があるため、公民館の駐車場での練習となったのだが、このときも実行委員の方が「みんなが怪我しないように」と小石を拾う作業までしてくださった。
私たちもすぐに動いたのだが、本当に頭が下がる思いだ。
今村先生と龍太くん、NORI先生の指導の下、パレードの迫力は、昨日と段違いに良くなっていった。
衣装を着け、前を見るメンバー一人ひとりの表情が全然違う。
踊り込みを重ね、ラスト2回となった時のイントロ部分、今村先生がマイク越しに語りかけた。
「翔吾、思い出せ、辛かったときのことを・・・・あや、思い出せ・・・・想いを込めろ」
翔吾くんは「うおぉぉ」と叫び、メンバーの顔は1点に集中、そして全員の踊りが爆発した。
練習とは思えない迫力と熱気。
まるで大通北コースで見ているかのごとくだった。
そこがどこであるかなどまったく関係なく、一人ひとりが爆発して踊っている。
途中からセンタートップに入るユキナちゃんも泣きながら、叫ぶ。
ノリくんも体を震わせて渾身の舞で叫んでいた。
見てて涙が滲んだ。
皆の想いが全身を貫くような感じだった。
「勝ちに行く」と先生は言った。
きっとそうなる・・・・私も思っている。
予定の3時を大幅に回り、4時半に全ての練習が終わった。
札幌支部は別れを惜しむ暇もなく、すぐに公民館を後に。
ボランティアの方々に、心からのご挨拶。本当にお世話になりました。
メンバー、関係者、実行委員の方々、全員で記念写真。札幌支部だけいないのがちょっと残念だった。
ラスト近くの旋回で台から落ちたカラさんは足首と肩を負傷。
片付けをしている最中、ボンちゃんは私の見ている前でバッタリと倒れた。
みんな、自分を限界以上に追い込み、力尽きてしまったかのようだ・・・。
これが地獄の合宿と言われる所以。
最大の高みに上るためには、最大の風に吹かれなくては上がれない。
3支部と本家が合同で集まるのは、これが最初で最後。
次は本祭前日になる。
・・・・とても濃い二日間だった。
6月11日夜、きっとファイナルステージにいるであろう今村組が目に浮かぶ。
目指すはてっぺん。
勝ちに、勝ちに行って、その先の景色を見てきて欲しい。
写真UP中