私は本当に忘れっぽい・・・。
私のせいで仕事を辞めた、という人が舞い戻ってくるのにあたり、何と笑顔で受け入れてしまったのだ。
他の社員はその姿を見てあ然。
「悔しくないんですか?」とか「よく平気でいられますね」などと言われる。
そう・・実はそう言われるまですっかり忘れていたことだった。
思い出してみれば、ちょっと悔しいなと思ったけど、人手不足が解消されるほうが嬉しかったから、まぁいいやと思えたのだった。
裏を返せば、そんなことはどうでもいいこと。
嫌なこととしてさっさと忘れていたから、受け入れる気になったのかもしれない。
仕事が終わって接骨院に行き、夜は文化祭ステージリハーサル。
今日の私は、死んだ人も同じ、存在的には幽霊だった。
幽霊だけど会館専属の技術スタッフのヘルプをし、音響関係を仕切り、指示を出す。
徹夜でダビングした音が悪く、音響スタッフからは私が怒られた。(幽霊なのに)
「すいませーん・・」と謝るも、「ったく、やってらんねーよ!!」と大声を出された。(幽霊なのに)
文化祭は初めての市職員も何かにつけて「すいません、すいません」と私に謝る。
どうも謝れば済むと思っている節もあり、ちと不信感があるなぁ。
文化祭当日に私はいないので、リハに立ち会ってもあんまり意味が無いのだが、手伝いの係りがあまりにも判らなさ過ぎなので、ある程度教えなくてはいけない。
こればかりは、今まで一人でやってきた罰でもある。
私がいなくちゃ回らないような進行では、実際ダメなのだから。
最初は静かに存在し、まさに幽霊のごときだったんだけど、段々イライラが高じ、口を出しまくりのうるさい幽霊となってしまった。
うぅぅぅ・・私はどこまでお人好しなんだか・・。
家族からは「何で行くん?」と嫌な顔をされ、会館スタッフからは「やってられるか!」と怒られ、それでも音関係は私が一番判っているから、最後まで(幽霊として)責任を全うした。
まぁ・・途中経過で何があろうと、終わり良ければすべて良し。
そのために私は手伝っているのだ。
金にもならず、何の得にもならず、まして自分が出る訳でもない舞台の手伝い・・・。
これでいいはずが無いが、こんな形でしか関わっていけない自分の不器用さがホント恨めしい。
ただ一つ言えるのは、公民館を利用している団体として、十分貢献している、ということ。
これでうちのメンバーに肩身の狭い思いはさせないつもり。
明日はリハ2日目。
もうちょっと幽霊らしくしていよう、っと(爆)
本日の筋トレ。腹筋100回、10秒キープ背筋10回、プッシュアップ30回。どこまで筋トレしても、一向に普通の人間になれない気がする。何回やったら普通の人になれるの?