父が仏壇を急に買い替えてしまった!!
3日ほど前、ショッピングセンターにいるという父から「新品なのに安くて良い仏壇があるから買いたい」と電話があり、「何も理由が無いのに買い替えるのはどうかな?」と返事をした。
・・・が、買ってしまったのだ、あのじいさんは!!!!
かなり気に入った様子だったので、「イイと思うなら好きにすれば」と言ってしまったのもマズかったな。
今日初めて見たが、その「新品さ」加減に愕然・・・。
見開きの扉は割れたのをくっつけたのか、クサビが打たれて上からニスが塗られている。
扉の蝶番はガタついてるし、中の壁部分には棚用であったと思われる穴がいくつも開いていて、おまけにそのうちの一つが焦げていた。
位牌を置く段もないから、百均で売られている紙の箱の上に位牌が置かれている始末。
あまりの衝撃度に、心の中で号泣だ。
引き出しの中に伏せて置かれていた母の写真を出して見てみると、その顔は怒っているように見えた。
前橋のけやきウォークから伊香保へ遊びに行った父は、今晩戻らないとのこと。
思わず電話して「どこが新品だ!」と詰問し、売った業者に返品する!と息巻いた私。
それでも父は「新品」だと譲らない。
どこのボケ老人だよ。
今までの仏壇は確かに安物かもしれないけど、間違いなく新品で購入し、ご本尊の開眼供養もしてもらった。
それなりに愛着もわき、丁寧に拭いて清め、大切に扱ってきたつもりだ。
その仏壇は玄関先に放り投げてあり、代わりに廃品回収で拾ってきたような仏壇があるなんて・・・。
大切なものを悉く捨て、ごみをわざわざ買ってくる神経が判らん。
私は仏事のことはよく判らないけど、中古だとしたら魂抜きとか魂入れとかお寺で何かやってもらうことがあるんじゃないかな。
仏壇ってそんな簡単なものなのかな?
安けりゃ何でもいいの?
怒り狂う私に、父も逆ギレモードだった。
間違ってるのは私なのか??
あのままでは母が可哀想だし、何よりお線香を上げに来たお客がギョッとする。
仏様の体裁くらい、せめて整えたいよね。
はぁぁ、忙しいというのに、いろんな問題が山積だ。