今日は久々に会社へ行った。
何と今までずっと休んでいたのだ。
調子が悪かったのもあるが、体良く使われるのにも嫌気が差し、全然行く気がしなかった。
自分をリセットしたい気持ちもあった。
ふと襲われる猛烈な喪失感から逃げたかったのだ。
思えば、波間から遠くの灯台を見ている感覚・・。
私は灯台の光を目指してるんだけど、灯台の光はたまに私を映すだけ。
寂しいんだけどね・・・・ま、しょうがない。
相変わらずの仕事を終え、夜は先日の講習会に来てくれた団体さんのところへ顔を出す。
曲をダビングして欲しいとのことだったので、それを持っていった。
代表の方と話をし、もっと時間をかけていろいろ踊ってみたい、とのことだったので秋からそこへ指導に行くことになった。
気に入った曲があるのでそれを振り付けて欲しいとも頼まれ、私で良かったら、と答える。
元は八木節保存会の方々で、笠懸の、それも9区だけに伝わる傘踊りなどの継承を目的として作られた団体。
高齢の方が多いが、健康のために身体はずっと動かしていきたいという。
披露する場も、年に数回。
人が輝くのに年齢は関係ないと思うから、そのお手伝いが出来れば私も嬉しい。
木曜が練習日なのだが、幸いなことに隔週で八木節とダンスを入れたいとのこと。
クレヨンと交互にレッスンが出来れば、私もその方が良い。
思いもかけずに繋がった踊りの輪。
失うものもあれば、得るものもある。
去年だったら出来なかった環境が、今年は出来るところにいる。
きっと、神様がこうなるように仕向けてくれたのかな。
何もかも失ってしまったかと思ってたけど、初めから失くしたものは無かったのかも。
目的意識と自己表現は、世代を超えて誰にも必要だ。
特に年配の方には重要な要素だと思う。
若ければ、目的を見つけるだけで突っ走れるけど、歳を取ると目的があっても動けない、動かない、ことが多い。
まして日々の生活に追われていれば、「ハレ」の日は本当に必要だ。
それこそ偽善でおこがましいけど、そんな夢の一端を少しでも担えたら、自分にとっても幸せなんだろう・・・・・そんな風に思っている。