まったく、運が悪かったとか、タイミングが悪かったとか、魔が差したとか、いろいろ考えてしまうけど、怪我したことは、もうどうしようもない。
私はホントに、怪我・病気が多いんだよなぁ。
ひふく筋の断裂は毎年のことだし、2年前は腹かっさばいたし、なかなか医者と縁が切れないよ。
今回、また怪我してしまったけれども、前よりは冷静でいられる。
なぜ今ここで怪我したのか、その意味を考えたりしている。
人生には必要なことしか起こらない。
そう思えば、これからという矢先に怪我したのが、何を示唆するのか思い巡らせたくなった。
今私に足りない決定的なものを、見つける「よすが」になってるはず。
一つ思うのは、焦るな、ということ。
ひとかどの事を成している人たちは、皆何年も何十年もかけて地道に努力し、今を築いている。
私は「焦り過ぎ」とよく言われるので、そこは反省すべき点だろう。
長期スパンなどと口では言いながら、結果をすぐ求めたがる私は、目先のことしかなかった。
また現実的な面では、ウォーミングアップを軽視するな、ということ。
忙しくなってくると、ろくろくアップもしないまま練習に入ることが多い。
それがどれだけ危険か、何回も怪我しているのにすぐ忘れてしまう自分。
若ければ多少の無理も利くだろう。
でも年々歳を取っていくのだ、体調をベストに持っていくためには体をケアしなければいけない。
今回の怪我は、あらゆる面で「おい、ちょっと待て」という状態だったんだろうな。
チーム内の怪我は、もう私だけで十分。
あとはもう誰にも怪我させたくない。
本番まであと1週間。
燃える情熱と冷静な頭で、みんなで乗り切るんだ。
あずさちゃんの言うとおり、今が頑張り時なんだから。